エルナンコルテス

チョコレート文化発祥の地
スペイン

16世紀、中南米で硬貨の代わりにもなっていた貴重な果実の豆、カカオを初めてヨーロッパにもたらしたのは、スペインでした。

1519年、アステカ帝国にやってきたスペイン人エルナン・コルテスとその軍は、アステカの人々が「神々の飲み物」と尊ぶ黒く苦い飲み物と出会いました。 コルテスは、アステカ人にとってのカカオの価値と重要性をすぐに理解し、スペイン本国へ報告しカカオを持ち帰りました。

チョコレートの集い

スペインの陶器に描かれたホットチョコレートの集い
(17世紀)

スペインからヨーロッパへ
王女の輿入れ道具にチョコレート

苦かったカカオドリンクのレシピに砂糖が加わり甘い飲み物へと姿を変え、フランスへ伝わったのは、17世紀のことです。
スペイン王フェリペ3世の長女、アナ王女がフランスのルイ13世のもとへ嫁ぐ際、チョコレートを引出物として持参しました。
続くルイ14世と結婚したスペイン王女マリー・テレーズも大のチョコレート好きで、チョコレートを飲む道具とショコラティエを連れて輿入れしたといいます。
こうしてフランス宮廷、そしてヨーロッパ全土へ瞬く間に広まっていきました。

上)ナポレオンが臣下に公爵の称号を与える儀式に、チョコレートがふるまわれた。 下)ロンドンのチョコレートハウス(1700年頃)

カカオの文化と歴史を伝える

前述したように、スペインには、チョコレートとの深い関わりと長い歴史があります。 かつて世界最高のカカオを栽培していたという、アフリカの赤道ギニアにある古いカカオ農園「サンパカ」の名を冠したのも、こうした背景をふまえ、美味しいチョコレートをお客様にお届けすることはもちろん、カカオとチョコレートの豊かな文化と歴史を現代に伝えるというコンセプトを表しています。

Republica de Guinea Ecuatorial / finca de SAMPAKA

東日本大震災支援キャンペーン2011 カカオサンパカ社前にて

芸術のまち バルセロナ

カカオサンパカは、ガウディやピカソ、ダリ、パブロ・カザルスなど著名な芸術家を多く輩出してきた芸術のまち、バルセロナにあります。 カカオサンパカのオリジナリティはこの豊かな文化に育まれてきました。

カカオサンパカ社

カカオ豆の選別から全工程を管理

カカオサンパカは、1935年創業のスペイン最大のカカオ豆の輸入・チョコレート原材料の製造会社「Nederland(ネダーランド)」グループの子会社として、1999年バルセロナに誕生しました。
カカオの産地にも工場をもつネダーランド社をマザーカンパニーとするカカオサンパカでは、 カカオ豆の選別から、高品質なチョコレート原材料の製造にいたるまで全工程を管理することができ、アトリエのショコラティエにより、300種以上の製品を作り上げる事ができます。
さらには、他のショコラティエでは取扱いの難しい非常に希少な品種のカカオ豆を輸入しチョコレート製品を作り上げる事も、カカオ農家のサポート事業として社会的に重要な役割を果たしています。

現在のネダーランド

1935年創業当時のネダーランド

カカオ産地にあるネダーランドの工場で、1つ1つ丁寧に選別されたカカオ豆は袋詰めされてスペインへ

ネダーランド社には、毎日数百トンのカカオ豆が世界各国から入荷します。

選別、クリーニング、焙煎、粉砕などの加工を経てチョコレート原料になります。

ハンドメイドのこだわり

カカオサンパカは、人の手でしか作り得ない、心のこもったチョコレートづくりを大切にしています。 1つ1つ熟練した職人の手によって丁寧に作られるチョコレートは、 大きさや長さ、デコレーションも自然の形を生かして作るため、一つとして同じものがありません。

こうしたできあがったチョコレートは、すべてスペインから冷蔵空輸にて日本に到着します。

膨大な時間や手間暇がかかるからこそ出てくる深い味わい、豊かな満ち足りた時をお楽しみ下さい。

厳しい温度管理のもと、美しい光沢の生まれるチョコレートへ

一つ一つ丁寧にプリントされていくボンボンチョコレート

美しい光沢を生み出す大理石でのテンパリング(温度調節をすることで色と艶を出す工程)

独創性あふれる商品づくり

ネダーラングループのオーナーであるアルベルト・リウス氏のもと、ミシュラン三つ星レストラン「エル・ブリ」のシェフやパティシエをはじめ、 20数名のスペインを代表するクリエイターたちの出資のもと立ち上げられたカカオサンパカは、常に斬新なアイデアと絶妙なコンビネーションでカカオの魅力を最大限に引き出し、新たなチョコレートの可能性に挑戦し続けております。

伝説の「王のカカオ」

かつて王しか食べることのできなかった伝説のクリオロ種カカオ。
中央アメリカで大帝国を築きあげ、高度な文明を有したアステカ帝国の王モクテスマは、王宮から遠く離れた地・SOCONUSCOで収穫されるこのカカオを取寄せ、愛飲していたと言われています。
その後、スペイン語で「王家のもの」を意味する”レアル”の称号を与えられ、1820年までの300年間、世界最高のカカオとして君臨していました。

この非常に稀少なカカオを使用したチョコレートが、”XOCONUSCO ショコヌスコ®”です。

アステカ王 モクテスマ

アステカ王から
スペイン王室へ

300年間、世界最高のカカオとして君臨してきたメキシコ・ソコヌスコ州のこのクリオロ種カカオは、 非常にデリケートなため栽培が困難な品種で幻のカカオとされていましたが、
2007年、最適な焙煎温度とコンチング時間の調整により他に類を見ないフルーティーな味と香りを放つチョコレートとしカカオサンパカが復活させ、 スペイン王室へと届けられました。

XOCONUSCO ショコヌスコ® は、
カカオサンパカ社アトリエで製造されたクーベルチュール及び当該製品の登録商標です。

王室カカオの遺産を今に引き継いだ、
他に類を見ない香りと味わい

上質なカカオのバランスの取れたアロマが、微妙に変化しながら包み込む味わい。
最初の香りはフルーツ、スモモと干し葡萄のような香りがぱっと拡がり、口の中でゆっくりと溶けていきます。
深いカカオの味とはっきりとした酸味が一体となり、最後にかすかな快い苦味が長く口の中に残ります。
XOCONUSCO は、王室カカオの遺産を今に引き継いだ、他に類を見ないチョコレートです。

CACAO SAMPAKA MADRID

HOME | コンセプト | カカオストーリー | 商品紹介 | 店舗案内 | ニュース | オンラインストア | プレスサイトマップ | プライバシーポリシー | カフェ | お問合せ
Copyright (c) 2008 CSJ Co., Ltd. All Rights Reserved.